大分合同新聞 灯にて掲載 3月22日(金)


3月22日(金)の大分合同新聞夕刊「灯」にて
こうじ屋ウーマン 浅利妙峰のコラムが掲載されました。
~「美しい庭の町クライストチャーチ」と題して~
ニュージーランドでの活動の様子と思いを綴っています。

2019年3月22日(金)大分合同新聞夕刊より

 北半球、早春の日本を飛び出し、南半球、初秋のニュージーランド(NZ)まで約13時間。イングランド以外で一番イングランドらしい、美しい庭の町クライストチャーチに降り立った。3月上旬、カンタベリージャパンデーに参加し糀(こうじ)の話をするためだ。

 東日本大震災発生の17日前、2011年2月22日、カンタベリー地方を強い地震が襲った。液状化した土地、全壊や半壊の建物は多く、町の象徴である大聖堂も一部崩壊した。第1回ジャパンデーが開かれたのはその1年後。NZと日本の国交60周年、カンタベリー日本人会20周年、そして何より、二つの地震によって亡くなられた方やその家族と友人、家や仕事を失って苦しまれている方々のことを忘れず、皆で力を合わせ前向きに進むための追悼と復活のシンボルとして。

 今年で8回目のこの行事で糀料理の試食会をし、その効果効能を伝えた。豆腐をフォークで混ぜて作るほうれん草の白あえや、オリーブオイルを塩糀で乳化させパンに浸したものなどどれも大好評。この地ではまだ糀の出番は少なく、ぜひ使ってみたいと多くのラブコールをいただいた。

 日本に戻って、クライストチャーチのモスクで大勢が犠牲となる銃乱射事件が起きた。移民の国ながら皆が仲良く暮らしている町での出来事に驚き、いつか町の人たちの悲しみが癒える日が訪れることを祈っている。
(こうじ屋ウーマン・佐伯市)